TCHで抜歯に!?
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
前回の続きになります! 今回はTCHが起こりやすい時、弊害についてお話ししていきます! 前回の記事をお読みでない方はそちらからどうぞ!
TCHは仕事、勉強、家事、趣味などで作業して集中している時、 うつむき加減でスマホやゲーム画面を見ているときに起こりやすいです。 また苦手な人との会話など緊張が走ったり、ストレスを感じる場面でも起こると言われています。 TCHは歯軋り食いしばりのように強い力ではなく弱い力です。 食いしばりのような強い力は長続きしませんが、TCHは弱い力なので何時間接触していても違和感を感じにくいのです。
またここ数年はコロナ予防で日常的にマスクをするようになり、 マスクの下で歯も閉じてしまっておられる方も多いのではないでしょうか? 私もその一人です。。
たとえ弱い力でも長時間歯や顎に力をかけ続けると緊張状態が続いてだんだん疲労してきて、 『顎がだるい』『頭が痛い』『首が痛い』『舌がピリピリする』といった不調がでてきますし、 いわゆる顎関節症の一因とも言われています。 もちろん咬んでいる状態なので歯にも長時間負荷がかかっています。 その結果、『むし歯などの原因が見当たらないのに歯が痛い』 『歯がしみる』『かぶせものが取れた』といった症状がでることがあるので放ってはおけません。 そして、一番悲しいのは『歯が割れた』場合です。 最悪の場合、抜歯になります。。。
TCHの恐いところは歯を接触させる状態が繰り返し継続していくと、 歯を接触させることに脳が慣れてしまい、咬んでいることが普通の状態になることなのです。
本来なら1日20分弱しか接触していないのにも関わらず、何時間も接触させているので筋や歯が除々に疲労していき、 不調や痛みが出始めてから初めて自覚するようになるのです。
今回はTCHの起きやすい時、弊害についてお話ししました。
次回はTCH対策についてお話ししようと思いますのでよろしくお願いします!
画像出典元:歯科素材.com様