お口の中だけではない、歯周病の影響!
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
以前の記事で歯周病についてお話ししたことがあるのですが、 皆さんは歯周病で悪くなってしまうのがお口の中だけだと思っていませんか?
実は近年、歯周病が生活習慣病などの全身の疾患と関わりがあることが分かってきました。 歯周病はお口の中だけの病気ではなく、全身との関連も強い病気なのです。
歯周病とは簡単にご説明しますと歯ブラシが上手く出来ておらずお口の中に食べかすが溜まったままになると 食べかすの中の歯周病菌が活発になって歯を支えている歯ぐき・骨などの歯周組織に炎症を起こし、 その組織が破壊されていく病気です。 歯周病が進行すると、支えが無くなってしまった歯がぐらついてきて最悪抜けてしまうこともあります。
歯ぐきはお口の中と体の内部の境界線で、いわばバリアの役割を果たしています。 しかし、歯ぐきが炎症を起こすと出血しやすくなります。 出血すると歯ぐきのバリアが壊れて歯周病菌が容易に体内に侵入しやすくなって血流に乗って全身の色んな所へ運ばれます。
そして、歯周病菌が出す毒素や炎症物質が血流に乗って全身を巡ることによって糖尿病や心臓病、脳卒中などの生活習慣病のリスクを何倍にも高め、 全身に悪影響を及ぼしていくのです。 また妊婦さんの低体重児出産や早産の可能性を高めることも報告されています。
このように歯周病は口の中だけの病気だけではなく、全身との関連も強い病気なのです。。
お口は全身の健康を守るための入り口です! 歯医者さんでの定期的な検診、クリーニングでお口の中だけではなく全身の健康も高めていきましょう!!
画像出典元:歯科素材.com様