炭酸は歯を溶かす!?
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
皆さんは「酸蝕症(さんしょくしょう)」という言葉を耳にしたことがありますか? なかなか耳なじみが無い言葉ですよね。
では、「コーラで歯が溶ける!」というのは聞いたことありませんか??
歯の表面を覆っているエナメル質は、リン酸カルシウムという物質で構成されており人体で最も硬い組織ですが、 強い酸に触れると化学反応を起こして溶けてしまいます。 ですので、炭酸飲料のような強い酸に曝され続けると歯が溶けるというのは本当なのです。
エナメル質が溶けるとその下にある軟らかい象牙質という部分がむき出しになり、食べたり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。 この状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏が強くなったり、虫歯が進行しやすくなるなど、さまざまなトラブルを引き起こします。
この現象のことを「酸蝕症(さんしょくしょう)」というのです。
『歯が黄ばんでいる』『冷たいものを食べたり飲んだ時に歯がしみる』『歯全体が丸みを帯びている』 などの症状があれば酸蝕症の疑いがあります。
今回は酸蝕症の概要についてお話ししました。
次回は実際どのような要因が歯を溶かすのかお話ししていきますね!
画像出典元:歯科素材.com様、いらすとや様