歯周病とアルツハイマーの関係?
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
歯周病とは、歯周病菌が歯ぐきや歯を支える組織などに感染して炎症を起こす細菌感染症ですが、 歯周病菌の中には、近年アルツハイマー型の認知症と関係があると言われているものがあります。
歯周病菌が歯ぐきの血管の中に入り込むと、血流に乗って全身に広がっていきます。
体内に歯周病菌が増えすぎると、免疫細胞が過剰な攻撃を始めることで免疫細胞自体にも炎症が起き、 炎症物質が免疫細胞を刺激することで、「アミロイドβ」という物質が作られます。
このアミロイドβがアルツハイマーを進行させることから、 歯周病とアルツハイマー型認知症には密接な関係があることがわかってきています。
歯周病を進行させないためには、毎日の歯磨きなどの「セルフケア」と、 歯科医院での定期的な検診やクリーニングなどの「プロケア」の2つの予防ケアが重要です。
歯周病は、お口や歯の健康はもちろんのこと、重篤な病気を引き起こすことにもつながります。
先ほど登場したアルツハイマーのほかにも、誤嚥により歯周病菌が気管支や肺に侵入すると誤嚥性肺炎を引き起こし、 歯周病菌が心臓壁に付着すると狭心症や心筋梗塞を引き起こすことも最近ではよく知られています。
お口の健康を守ることは、全身の健康を保つことにもつながりますのでしっかりと予防ケアを行いましょう!!
画像出典元:歯科素材.com様、いらすとや様