たばこを吸うと・・・・?
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
本日はたばこがお口の中に与える影響についてお話していこうと思います。
まずはたばこそのものの害についてですが、、、、、たばこの煙には、身体に有害な物質がたくさん含まれています。 その中でも含まれる量が多く、毒性の強いものがニコチン・タール・一酸化炭素になります。
『ニコチン』とは、依存性のある物質で快感を生じさせるドーパミンという物質を放出させ「気持ちいい」と感じさせます。 しかし、その作用は一時的なものでありニコチンが切れてしまうと再びタバコを吸ってしまうという悪循環になりたばこがやめられなくなっていきます。 また、血管を収縮させる作用があり、血液の流れを悪くしてしまいます。 『タール』とは、いわゆるヤニのことで発がん性物質を多く含んでいます。 肺だけでなく、全身のがんの発病の危険を高めます。 『一酸化炭素』とは、全身の細胞組織へ酸素を届けるはたらきを阻害してしまいます。 脳の酸素が減ってしまうことにより、集中力や考える力が低下し、頭がぼーっとしたり成長が妨げられます。
次にたばこによって口の中に起こる害ですが、、、、、 ニコチンや一酸化炭素の作用により血流が悪くなり酸素量が減ることでお口の中が貧血状態となってしまいます。 それにより歯茎が黒ずんでしまったり、血流が悪くなることで歯茎からの出血が減り歯周病の進行に気づかないことが多くなります。
タール(ヤニ)は、歯の表面に茶色くベッタリとくっついてしまうもので、特に上の前歯の裏側が茶色くなっている方が多いです。 ヤニが粒子状なので歯につくと歯の表面がザラザラになりそこに汚れがたまっていき、着色やむし歯や歯周病を進行しやすくしていきます。 また、喫煙により唾液の分泌量が減り、自浄作用が減りお口の中が不潔となります。
「たばこは身体に良くない」や「たばこは辞めた方がいい」とよく聞きますが、お口の中だけでもこれだけたくさんの悪影響を与えてしまうので、 可能であれば喫煙はしない方がいいと思います。 近年では電子タバコもありますが、紙巻たばこに比べると少ないにしても身体に有害な物質は同じように含まれています。
たばこを吸われる際は、周りの方のことも考えて喫煙していただけるといいかなと思います! また喫煙者の方の場合、歯周病が進行していたり着色が多いので定期的に歯医者さんへ行って歯のお掃除と歯周病の検査を行うことをお勧めいたします!
画像出典元:いらすとや様、歯科素材.com様