キシリトールとは？？
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です！
今回はキシリトールについてお話ししていこうと思います！
キシリトールが歯に良いと聞いたことがある方がおられると思いますが、なぜ歯に良いのかお話させて頂きます。
まず、キシリトールとはですが、、、、、主に白樺や樫などの樹木や植物を原材料とする天然の甘味料のことであり、 イチゴやラズベリー、ほうれん草、玉ねぎなど普段口にする果物や野菜などの食材にも含まれています。 また、人間の肝臓でも少量ですが毎日５～１５ｇほど生成されています。
キシリトールが歯に良い理由は大きく分けて2つあります。
【①酸を作り出すことが出来ない糖であること】 普通の糖を摂取すると、むし歯を作り出すミュータンス菌が糖を分解して発酵させ酸を作ります。 それによって歯の表面は溶けてしまいむし歯になるのですが、キシリトールは甘味料でありながら、ミュータンス菌がキシリトールを分解することが出来ないため、 酸を全く作り出しません。そのため、むし歯が出来ないと言われています。
【②虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を弱める働きを持っている】 ミュータンス菌はキシリトールをどんどん取り込むので、ミュータンス菌の働きが弱くなってしまいます。 そのため、長期的にキシリトールを取り込んでいるとミュータンス菌の繁殖力が弱くなりむし歯の出来にくいお口の状態になります。 このむし歯菌への働きは、他の甘味料にはみられないキシリトールだけの効果です。
キシリトールはむし歯予防に効果があるといいましたが、キシリトールを摂取すればむし歯にならないわけでも、むし歯が治るわけでもありません。 むし歯にならないようにするために大切なことは、毎日の丁寧なお手入れ、そして歯科医院での定期健診です。 また、規則的に食事を摂って間食はあまりしない、甘いものを食べ過ぎない、規則正しい生活を送ることも大事です。 それをしっかり行ったうえで、キシリトールはあくまでも補助的なものとして摂るようにしましょう！！
画像出典元：歯科素材.com様