歯が割れる・折れる「歯根破折」
こんにちは、薬院サルースこども・おとな歯科です!
タイトルの歯根破折とは、歯にヒビが入り割れたり折れたりしている状態のことを指し、歯周病・むし歯に次ぎ歯を抜く原因の第3位です。 将来、たくさんの歯を残すためには歯周病・むし歯だけではなく「歯根破折」にならないようにすることもとても重要です。
歯根破折の主な原因としては『歯の神経をとっている』『歯ぎしり食いしばりの癖がある』『転ぶ、ぶつける(外傷)』などが挙げられます。
症状としては『噛むと痛い』『歯が響くような浮いたような感覚』『被せ物がとれた、取れやすい』 (自覚症状がなくてもレントゲンを取ってみて偶然確認できることもあります)
一度歯根破折を起こしてしまうとその割れた隙間から細菌が入り込むので化膿してきたり違和感の原因になります。 割れた部位を再度くっつけて治療することは出来ませんので残念ながら抜歯になります。 歯の根は骨の中に埋まっており、直接目で確認することができませんのでレントゲンで明確になることも多くなく、判断するのが難しいです。 その状態で放置してしまうと骨が吸収されるため隣の歯に悪影響を及ぼす場合もあります。
歯根破折予防のためには『むし歯によって神経を抜いてしまうと歯がもろくなるので、定期健診を受けて重症化する前にむし歯治療を行うこと』 『歯に負担がかかる不正咬合(歯並びが良くないこと)は矯正で改善すること』 『ナイトガードを使用して睡眠中の歯ぎしり食いしばりによって歯に直接かかるダメージを軽減すること』などが挙げられます。
今回は「歯根破折」についてお話させていただきました。 歯根破折は基本的に抜歯になってしまうので破折を起こさないための予防がとても重要です!
むし歯になってしまっても早期発見・早期治療ができるように定期健診でクリーニングにお越しください!
画像出典元:歯科素材.com様